
テント泊で避けることが難しい「結露」。
テント内外の温度差や湿度、天候などによって発生する自然現象のため、結露そのものを完全になくすことはできません。
ZEROGRAMが目指しているのは、結露を「なくす」ことではなく、結露による不快感を限りなくゼロにすること。
El ChaltenシリーズをはじめとするZEROGRAMのテントは、構造と素材の両面から結露にアプローチしています。
1. 外気の影響を受けにくい構造
ZEROGRAMのテントはすべて外気の影響の受けにくさを考慮した構造です。
例えば、ダブルウオールテント「El Chalten」シリーズは、インナーテントをポールに吊り下げるダブルウォール構造を採用しています。ポールスリーブにインナーテントを通して張るスリーブ式とは異なり、フライとインナーの間に十分な間隔を確保しやすいのが特徴。外気との間に空気層をつくることで、インナーテントが外気温の影響を直接受けにくい構造になっています。ベンチレーションが2か所あり、効率よく換気できます。
またシングルウオール「ZERO1 Pro」は、2カ所の大きな出入口、後ろの小窓と3か所をベンチレーションとして立体的に換気ができます。さらにその3か所はシングルとダブルのハイブリット構造を採用し、シングルウォールテントで課題となりやすい結露の不快感が抑えられます。
2. 湿気を逃がし、水滴を抑えるモノフィラメント

ZEROGRAMの結露対策を特徴づけているのが、インナーテントに採用しているモノフィラメント(monofilament)です。
モノフィラメントとは、1本の繊維からできた単繊維。釣り糸や歯ブラシ、テニスラケットのガットなど、身近な製品にも使われています。一般的な生地に使われるマルチフィラメントが複数の繊維を束ねて1本の糸にしているのに対し、モノフィラメントは単一の繊維で構成されています。そのため通気性がありながら水分を保持しにくいのが特徴です。
インナーテント生地にすることで、人の呼吸などによって室内に発生した湿気を外へ逃がしながら、フライに結露が発生している環境でも、インナー側では結露や蒸れによる不快感を感じにくく、ドライな室内環境を保ちます。また、水分を保持しにくいため、撤収時に生地が水分を含んで重くなることも抑えられます。
これは表面への撥水加工によるものではなく、モノフィラメントそのものの素材特性によるものです(※)。なお、モノフィラメントはメッシュのように風が直接抜ける通気性ではなく、柔らかな蚊帳を一枚通したような通気性です。湿気の多い季節はもちろん、ある程度気温が下がる時期まで、幅広いシーズンで快適なテント泊をサポートします。
3.ベンチレーションにもモノフィラメント
モノフィラメントをインナーテント生地だけではなく、ベンチレーションにも採用しています。効率よく湿気を外へ逃がすことで、フライ内側に発生する結露量そのものを抑えます。
気温や湿度、地面の状態、テント内外の温度差など、さまざまな条件によって発生する結露。そのため、どんなテントでも結露そのものを完全になくすことはできません。ZEROGRAMが目指しているのは、結露そのものをゼロにすることではなく、結露による不快感を限りなくゼロにすること。
構造と素材の両面から、結露が発生する環境でも室内をできるだけドライに保つ。それが、ZEROGRAMが考える「結露に強いテント」です。
(※)防水ではありません。圧がかかると水は通ります。例えば雨脚が強くなってきたらフライは閉じた方が良いです。