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【イベント】新作をその手に、先取り体験 ~ ユーザー様向け新作ギア発表会 2025/7/26(土)


先日10月末、韓国で開催された「KBD(Korea Backpacker's Day)」に日本スタッフもコロナ前ぶりに参加。ハイカーが集いトレイルカルチャーを分かち合う、2015年から続くZEROGRAM主催の1泊2日テント泊イベントです。数年ぶりのKBDは天気にも恵まれ、たくさんの韓国ハイカーと交流できました。




「PCT DAYS」からはじまったKBD
KBDには、毎年約500名のULハイカーたちが自然豊かな鎮安(ジンナン)※1に集まります。「Go Light, Get More」をコンセプトに、ハイキングやボルダリングなどのアクティビティ、トークセッション、音楽、ギアラッフル(抽選)などを通して、参加者同士が交流しながらバックパッキングの魅力を広げていくイベントです。

開催のきっかけは、ZEROGRAM創設者のWoodyが、PCT(Pacific Crest Trail )※2 を歩いた後に参加したアメリカのバックパッカーの祭典「PCT DAYS」※3に強くインスパイアされたこと。帰国からわずか2か月後には第1回を開催したというから、その熱量が伝わります。


※1 ソウルから車で3時間ほどの韓国の代表的なバックパッキングエリア
※2 アメリカ西海岸を南北に縦断するロングトレイルで、メキシコからカナダへと続く約4,250kmの道
※3 PCTを歩く人々が集い、つながり、トレイルカルチャーを分かちあうイベント



昼の部:「階段地獄」ハイキング
現地まではソウルから送迎バスで3時間ほど。到着後まずはテントを設営し、ブースをひと通り見たら、好きなアクティビティプログラムに参加できます。私たちは標高1,002mの九峰山(クボンサン)へ登る「ハイキングA」に参加しました。





この「ハイキングA」の移動距離6kmで所要時間目安は5h。体力的に少しハードなコースです。 韓国のトレイルは多くが岩稜帯なので(日本のように巻き道やつづら折りが少なく)、最短ルートでピークを目指す“直登スタイル”。
峰がいくつも連なる稜線ルート九峰山もルート途中からほぼ“直登”。階段が整備されているものの、この階段の段差が大きく、踊り場もほぼありません。登っても登っても続くので「階段地獄」と呼ばれています。



一方でトレイルからの眺望が絶景としても知られていて、特に「100 mの吊り橋」からは深い谷、岩峰、里山まで一気に見渡せます。里山に降りてからも鏡のように静かな湖やたわわに実った柿の木が疲れを癒してくれました。




KBDではこのほかにも、レベル別ハイキング、ボルダリング、ラフティングなど多様なアクティビティが行われており、経験豊富なスタッフのサポートで初心者も安心して参加できます。




■ 夜の部:トークセッションと音楽
九峰山から会場に戻ると、テントサイトではそれぞれが夕食の準備中。フードトラックもあり、韓国おでんやチキン、カップ麺などが並び、食欲をそそります。



夕食後はトークセッションの時間。アウトドアライター、イベントオーガナイザーらによる話が続き、特に印象的だったのは、隣国・北朝鮮のトレイルについてのトーク。スピーカーはニュージーランド出身の韓国在住の方で、国交があるため実際に北朝鮮の山を歩いたことがあるそうです。


メインステージでは音楽ライブが始まり、夜は一気にフェスの雰囲気に。私たちはその音楽を遠くに聞きながら、創業者Woodyを囲みじっくり話す時間を過ごしました。



■ 朝の部:盛り上がるギアラッフル
翌朝は、位置情報をヒントに探す宝探しゲーム(希望者だけ参加)から始まり、その後、温かい朝食が全員に配られます。メニューはプゴク(干したタラのスープ)とキムチ、白いごはん。参加者はマイ皿&マイカトラリーを持ち寄り、テント前で仲間と食べます。


最後のプログラムはギアラッフル(抽選会)。ZEROGRAMギアや協賛ブランドのアイテムが次々と当たります。韓国では喜びを大きく表現する文化があり、当たった人も周囲も大盛り上がり。見ているだけの私たちもすごく楽しかったです。





■来年2026年は…
韓国は山が身近な国。山に囲まれている首都ソウルではアクセスもよく、半日もあれば登山して戻れるほど。ソウルから少し足を延ばせば、今回の鎮安のような雄大な自然にも出会えます。
KBDは来年2026年も秋に開催予定。ソウルからの送迎バスもあるので、ぜひ一緒に参加しましょう!(次回の詳細が決まり次第お知らせします。)



今回スタッフ使用のアイテム



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