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【レポート】テント泊の寒さ対策 :1泊2日 晩秋の北岳での実践


テント泊での寒さ対策を、ZEROGRAMスタッフが実際に先日の北岳で準備した内容をご紹介します。

今回は頂上付近にある「肩の小屋」でのテント泊。1日目は深まる紅葉を楽しみながらゆっくりとペースで登り、正午には小屋へと無事に到着。各々の時間を過ごしながら夕暮れ時の眺望を堪能することができました。

この時期3000m付近でのテント泊は日中秋晴れだと夜は放射冷却で寒暖差が大きくなります。この時も夜間はマイナス5~7度まで下がりました。今回準備したテント場での寒さ対策は3つ(防寒着や相応のシュラフを持っていくことが前提で)です。

①体温を落とさない:足元
足元が寒いとアキレス腱など太い血管が通っているところから冷えていきます。テント場ではアウターシューズからテントシューズが着脱できるセット「NeverMind Plus Double Booties」に履き替えます。トレッキングシューズの着脱の煩わしさから解放され、その度に冷えることを防ぐことができます。就寝時に冷たい足をテントシューズに入れても効果が半減しますが、テントシューズを常に履いたまま過ごすと朝まで足の温かさがキープされ。以前OMM本戦に何度か出場した時にも試し効果は抜群です。


②体温を落とさない:就寝時
シュラフに入った時に寒さを感じないために、寝る少し前にテルモスにお湯を入れてシュラフに入れておくと、シュラフ全体が湯たんぽのようになります。この時、ダウンジャケットやフリース、ソフトシェルなど、濡れていないウエア類をシュラフにぜんぶ突っ込み一緒に温めておくと良いです。シュラフと身体との間に保温断熱効果が高い暖かい空気の層をでき、コールドスポットを守ります。

③外気温との差:結露対策
自分の体温と外気温とテント内の温度に差があり過ぎると結露の原因にもなり、かえって寒さを感じやすいです(個人差はあると思いますが)。結露や汗でシュラフが湿気を吸収してしまうとシュラフの保温力もどんどん落ちていきます。シュラフカバーを持参する方も多いでしょう。
今回、El Chalten ZEROBONE のインナーテントをテント内で感じる冷気を軽減する「ソリッド」*にチェンジして持っていきました。結露対策のためシュラフカバーを必要としない撥水ダウンのシュラフ「Monarch250」を使用しました。

*風を防ぐ「ソリッド」インナーテントはオプションです。標準インナーテントは風を抑えながら結露に対し抜群の効果を発揮する「モノフィラメント」素材で、インナーテント内の結露がゼロなのでシュラフカバーは必要ありません。

翌日は寒さ対策のおかげで快適に目覚め、北岳頂上で朝日を眺めることができました。見渡す限りの絶景に感動です。特に富士山が影になって写った背景は格別でした。多くの小屋が閉じて、アルプスの山は一気に冬の気配へと変わってきました。これからのシーズン、充分過ぎるほどの準備を整えて登山を安全に楽しみましょう!

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