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【コラム】ゴーストネット(廃網)再生プロジェクト


海洋プラスチックゴミの大きな原因の一つであるゴーストネット(廃網)と、ZEROGRAMによる再生プロジェクトをご紹介します。ゴーストネットの素材がほぼナイロンであることからコンテナボックスとして製品化、その売上一部をゴーストネット回収事業に寄付するまでのプロジェクトです。
本プロジェクトから生まれた「Recycle Net Box」(折りたたみウッドカバーコンテナ/日本未発売)を、公式サイト会員の方から抽選で3名様にプレゼントいたします。詳細はページ内でご確認ください。


STORY1
ゴーストネットとは

海洋ゴミのうち約46%を占めるゴーストネット(廃網)は、海に捨てられた漁網(やむを得ない事情による紛失であれ、故意による投機であれ)を呼びます。そのゴーストネットが海洋動物に与える被害は尋常ではありません。10万匹以上のウミガメや海洋哺乳類、そして100万匹以上の海洋生物が被害を受けていると推定されています。魚網は耐久性のあるナイロンで作られることが多いため海中で微生物に分解されることはなく、ヒトが回収しない限り半永久的に海中に残ることになります。
またゴーストネットは魚の墓場とも呼ばれます。それは ゴーストネットなどに生物が絡まって 死亡し 、その死骸が餌となってさらに次々と新たな生物を誘引してしまうゴーストフィッシング(幽霊漁業)の原因となっているからです。


STORY2
ゴーストネット回収

漁業者が自主的に海ごみを回収したり、ダイバー海に潜ってサンゴに絡まった漁網を切り離したりと回収は各国で進んでいますが、費用が莫大にかかるため廃棄量には全く追いついていません。
今回のプロジェクトでは、韓国釜山のダイバーや再生会社と協力し、ゴーストネットの素材はほぼナイロンであることを活かし、回収されたゴーストネットを細かく裁断、溶かし、その素材を100%使用したコンテナボックスへと循環させています。売上の一部は回収事業に寄付されます。


REBORN
ゴーストネット再生プロジェクトから生まれた折りたたみウッドカバーコンテナ「The Ghost Net Box」は、取り外しもできる天板は丈夫な無垢材で、アウトドアの収納ボックスから作業台まで、さまざまな使い方ができます。ゴーストネット(廃網)のナイロンは密度が高いため、一般的な折りたたみボックスより少し重量がありますが、強度と耐久性に優れています。カラーは廃網ネットと廃糸を素材にした時に出る自然なグリーンです。
 


公式サイト会員様に抽選で3名様にプレゼント
9月10日(土)時点で公式サイト会員の方から抽選で3名様に「Recycle Net Box」(日本未発売/12000円相当)をプレゼント。
当選のお客様には9月15日までに、公式サイトご登録のメールアドレスへご連絡いたします。
新規会員登録はこちら

 


■Product
MATERIAL

廃網30%、廃糸70%、無垢材
捨てられた廃網と廃糸を回収し、溶かし、製品化していく過程は煩雑です。

DETAIL